囲碁 小目の定石92

 小目の定石74の続きです。 黒Aなら堅実ですが、黒1から3と打つと難解になります。 ただし、後述の実戦のように白が2と受けるとは限りません。
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 白の応手はA又はBが考えられますが、いずれの場合も黒がF4とすぐ切るのは、白E2と下がられてうまくいかないようです。 なお、白がCを利かせると黒C7で左辺が持ちません。
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 まず、白が1と打った場合はこんな戦いになるのでしょうか? カケを防ぐため、白5の前にG6にオスと前述の問題が生じます。
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 なお、前図黒6ですぐ1にツケてもうまくいかないようです。
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 これは私(黒)の実戦から、黒1に受けずに白は2にスベってきました。 白は20の前に21に放り込むべきでした。 すると黒は31あたりにツメることになりそうです。 また、白26も28が厳しいでしょう。 実戦の結果は、隅を捨て石にして封鎖し、黒の中押し勝ちでした。(黒7はF4)
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 これも私(黒)の実戦から、白2は堅実な手でした。 黒7や11などでは白を封鎖するように打ったほうが良かったようです。 結果は中押し負けでした。
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 なお、白がBのアテを保留して単にAと打ってきたら、黒はBにノビるか、Cにオサエるかです。
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 もしこうなれば、黒ツブレでしょう。
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 また、もしこうなって、シボってからAにツゲば、黒勝勢でしょう。 なお、白4で8なら黒4です。 白は2で15にサガリそうです。
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 これは、第67期囲碁王座戦第2局で打たれた図(井山裕太王座が挑戦者の芝野虎丸名人に黒番中押し勝ち)です(白1はQ2)。 白11でR6に切ればどんな別れになるんでしょう?
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 山下九段によると、R6の切りもあるそうで、こんな別れになるそうです。(黒12の後、白黒順にA~Hまで)
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 また、前々図の黒8以降はこの図のほうが多いそうです。
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 最初に戻って、村川大介九段のおすすめも黒1だそうです。 これに対して白が2とオサエると、白が最強に頑張ってもコウにするのがやっとで、白20でD3に打つと隅の黒は無条件生きとなります。 ただし、白4では7に打って左辺を頑張る手もありそうに思いますが。
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 村川九段の白2のおすすめは、このように下辺の白二子を捨てて外勢を築く打ち方です。 黒9を省いて左辺に回ると、白Aからのツケバネが厳しくなります。 
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 ネット碁で見かけた白2ですが、なかなか策のある手のようで難解です。 黒Aなら白Bにノビて行きます。 黒の応手次第では白が大利を得るかもしれませんし大損するかもしれません。(黒F7でどうか要検討)
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 また最初にもどって、最近黒1とサガル打ち方もあるようです。 図は変化の一例です。
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