恐怖の熊本地震 

 4月14日夜と16日早朝の二度の震度7の大地震に襲われた熊本、その後も大きな余震がやまず、益城町などでは死亡者、家屋倒壊が多数出ている。 熊本に転居早々こんな目に合うとは思ってもいなかったが、これも運命と思ってあきらめるしかない。 最初の大地震の後は自宅マンション内部の被害はさほどでもなかったが、二度目の大地震の後は被害甚大で足の踏み場もなくなった。 近くの校庭に避難して夜明けを待ったが、熊本は昼夜の寒暖の差が大きく、明け方の冷え込みはこたえた。 その後2晩車中泊で過ごしたが、余震がやむ気配はなくても、マンション倒壊はないことを祈り自宅で寝るようにした。 しかし、時々下から突き上げられると生きた心地がしない。
 こんな災害に合うとはだれも予想してはいなかったのだが、今後の参考に被災者目線で見た被災地の現状を記録しておきたい。
 まず、被災者への支援物資の補給がうまくいっていない。 学校などの避難場所で何時間も並んでおにぎり1個やパン1個程度しかもらえない。 高齢者などはどうしようもない。 どうやら、県の受け入れ地点には支援物資が山積しているようだが、仕分けの人手不足と運送手段が不十分なため避難場所に行き届かないらしい。 なぜ、ヘリコプターで県外から避難場所にピンポイント輸送をしてくれないのだろうか? 水、おにぎり、パン、毛布などはすぐにほしい。 1週間後に配られてもあまりありがたみがない。
 これに関連するが、全国から自衛隊、警察、消防、医師などの救援部隊が駆けつけてきてくれているのは心強い。 ところが高速道路の通行止めもあって、被災地の一般道路は渋滞が激しい。 救援部隊だけは早く通れるような工夫はないものだろうか?
 被害が大きかった益城町では避難場所もたりず、ひざを伸ばして寝れないようだ。 車中泊の人も多い。 余震が収まって帰る家が残っている人はまだいいが、帰る家のない大勢の人が心配だ。 仮設住宅を建てるにしても時間がかかると思うのだが?
 今回は緊急地震速報が無力だった。 速報よりも地震の方が早いケースが多かったのだが、これは地下10Km程度の浅い震源地のせいのようだ。
 続いてライフラインについて、電気は復旧が早かったが、水は数日かかったし、ガスは今日20日現在我が家は復旧していない。 おそらく今日から復旧工事が本格化しているようだが、各家庭もまわる必要があるだろうからまだ数日かかるかもしれない。 水漏れはともかくガス漏れがあっては危険だから、この遅れはどうしようもないが、逆に言えば電気を使う冷蔵庫や電子レンジ、電気ポットは結構頼りになる。
 今回痛感したのが家庭での備蓄の必要性で、水、米、麺類、冷凍食品、野菜などの食べ物と懐中電灯、ラジオ、トイレットペーパーなどの備品は必須だ。 我が家は、冷蔵庫内の食品以外にも株主優待でもらったペットボトルなどがあったので助かったが、それでも水が足りなくなった時に重宝したのがキッチン用アルコールスプレーで、これをティッシュやトイレットペーパーに吹き付けて手や食器を消毒できた。 皿をラップで覆って洗う水を節約する方法もあるようだ。
 車中泊で感じたのが、普通車で燃費のいい車がいいということで、軽自動車は寝るのに窮屈で、燃費が悪い車はガソリンがなくなった時に困る。 宣伝するわけではないが、我が家はフィットなので車内が広い割にはガソリンの減りが少なくて助かった。 車内にも毛布やペットボトルを備えておきたい。
 家財の地震対策は多少はやっていたものの不十分だった。 重心の低いずんぐりむっくりの家具にするとか、粘着ゴムを敷く、食器棚の扉には耐震ラッチを取り付ける、スライドレール付き引き出しは飛び出さないようストッパーを取り付けるなどやるべきことは多い。 テレビなどの重量物はできるだけ床に近い位置に置いた方がいい。 小さいテレビは床に落ちても無事だったが、大きいテレビは壊れてしまった。 テレビは震災ゴミとしては出せないという。
 復興も始まりつつあるようだが、官公庁や医療関係の職員には被災している人も多いのに頭が下がる。 ボランティアも集まりつつあるが取りまとめが大変そうだ。


(瓦が落ちてしまった熊本城天守閣)
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