囲碁 小目の定石90

 小目の定石37、74と関係があります。 低い二間バサミにカケからの出切りでは、白9までの後、黒A、白B以下セキになるより、黒B、白C以下生き生きになるほうが黒は良いと定石書にありますが、なかなか難しい変化があるようです。 なお、黒8に対して白がD8にノビると、黒F4で白は苦しくなると定石にはありますが、後述手段も参照。
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 これは私(黒)の実戦からですが、途中白11では前述のように14とダメをツメるほうが良かったようです。 黒26のカケに対して白は外に出ずに27とオイてきました。 どうなったでしょうか?
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 黒11以下A~Eまで一合マスのコウになり、白はコウ材でFからつき抜き、黒はコウを解消しました。その後下辺の白と黒3子が逃げ逃げの形になりましたが、最後は黒勝ちでした。 この形、アマ高段の実戦例を小目の定石37に挙げています。
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 白が小目の定石74と同じように打つと難解な戦いになりそうです。(要検討)
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 白が19でこちらに打つと無条件で取られそうです。 図の後、白Aは黒Bで眼あり眼なしです。 したがって、白は19の前にH2のツケ引きを利かせます。(以下要検討)
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 黒は12を利かせてから出切ったほうが良さそうです。 白19は黒22に打たれて甘いかもしれません。 図の後白がAと取りに行くのは無理そうです。(要検討)
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 これは2020年1月放映のNHK杯(黒が富士田明彦七段、白が一力遼NHK杯)で、黒は白にハザマに打たれるのを防いで10と打ちました。 白15に対して黒がオサエると隅の黒が取られるので16に打ちました。 この後どうなったでしょう?
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 白3がうまい手で、隅の白を捨て石にして締め付け、左下の黒3子の攻めに回りました。 結果は白の中押し勝でした。
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 最初にもどって、白が4から6と応じるのも難解です(以下要検討ながら)。 これに対して黒が7から9と応じるのはぬるいようで、白10のハサミツケが厳しく、黒が12にサガルと、白にB3からB4とノビられて黒が取られてしまいますので、白12までとなった後は、
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 黒15までの後手ゼキとなりそうです(黒1はB1)。 黒がこの図が不満であれば、
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 二つ前の図の黒9で隅に黒1と手を入れることになりそうです。 そこで、二つ前の図の黒7では9と打つのが厳しそうで、すぐ隅の攻め合いに行くと白がまずそうなので、白は出切って難解な戦いになりそうですが、白有利とはならないようです。
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 白はノビる前に2と打って様子を見る手もあります(後で打っても同じですが)。 白は4とノビて、12のハネ出しから3子は捨てることになりますが十分打てそうです。 黒が3で4にハネると白Aで、隅が黒不利な戦いになりそうです(白B4がネライ)。
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 プロのネット碁で、白2に対して黒3と打って生き生きとなる実戦例もありました。
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